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自由形のブログ

完全米飯 立論

学校給食を完全米飯にするに肯定か否定か。

否定側立論

デメリット1 学校給食法違反につながる。

完全米飯によって食料の生産、流通及び消費に偏りができます。

というのは、米の消費量が上がってしまい小麦の消費量が下がってしますからです。1キロあたりの小麦の小売価格は230.0円に対して26年度の高知県コシヒカリの価格は1キロあたり348.2円なんと118.2円も小麦のほうが安いということは、100グラムで比較すると11820円も差が発生します。これが1000グラムではどうでしょう1トンなら?その差は一目瞭然です。

完全米飯にすることで大量の出費が発生します。ただでさえ借金大国の日本にとって致命的な負担になります。そもそも

食費の節約の面で見本にならなければならない学校が、食費の無駄遣いをするのは学校給食法 第1章 第2条

食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。に反します。これは、深刻な問題です。

デメリット2多様性を失うことでの残飯増加

現状分析;日本の学校給食は米飯、パン、麺という多様性を持っています。この多様性を失うことで、次のような問題が起きています。和食キュレーション「和食ラボ」2014.09.08ごはん×牛乳は合わん!給食のカルシウム補給にピッタリの食べ物から引用開始「ご飯に牛乳は合わない」その通りですね。味覚として合わないために食が進まず、米飯給食の日には残飯が増えるという学校もあり、「和食の献立に牛乳は合わない」」引用終了残飯が増えるということは、栄養バランスが偏ったり不足する可能性が大きくなります。資料を引用します「小学校における給食の食べ残しに関連する要因の検討」お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科安部 景奈、赤松 利恵「給食の食べ残しは,栄養面4),環境面,費用面など, 様々な問題につながる。また,学童期に形成された食習 慣は大人になっても持続するため5),学童期の食生活の乱 れは,将来の生活習慣病などの健康問題につながると考 えられる。学童期の食生活において,学校での給食は家 庭での食事と同様に重要であるといえる。以上のことか ら,児童の給食の食べ残しを減らしたり,給食を食べ残 さない習慣を身につけさせたりすることは重要である。」引用終了

食べ残しが児童たちにもたらす問題は深刻です。

先の安部氏赤松氏から引用開始「平成19年度の調査によると, 給食を残すことがあるという小学生は45.3%であった」引用終了。

もし、プランを実行すると45.3%が50%を上回ることは、間違いありません。

日本経済に、大きな負担を与えさらに子供達の栄養及び健康を害するこのプランに反対です。